11.18(土)・11.19(日) 完全入替制4部構成
イベント
サンプル配布
2023年7月からウーリー農園の一画お借りして『しっぽ農園』を作ることにしました。
以前はスタッフの牧草研修として農園体験を社員教育として行っていましたが、今年からは実際に牧草地を耕して、種を撒き、雑草を採り、牧草を刈り入れるまでを行います。この体験を通して、今まで以上に牧草を理解し、その情報を皆様にお届けし、うさちゃんのより良い生活に繋げられればと思っています。
今回のうさフェスタでは、その『しっぽ農園』で収穫した牧草をプレゼントしようと思っています。限定数となる予定です。お楽しみに♪
しっぽ農園は、ウーリー農園の1部、約900坪をお借りしています。4つの畑で構成され、1つの畑はチモシー畑、もう2つはイタリアンライグラス畑とオーツヘイ畑、そして最後の1つは控えの畑になる予定です。控えの牧草地は、天候や牧草の生育状況で何かがあった時用の予備となります。この予備を用意することが意外と大切になるそうです。
しっぽ農園は、スタッフが牧草栽培を体験するだけではなく、実際に生育過程を確認し理解することが目的なので、4つの畑は、違う種類の牧草だったり、作業段階を変えたりしています。今回は7月に行った、チモシー1番刈りを刈り取った後のトラクター(耕運機)をかけるまでの作業をご紹介します。
牧草を種から育てる時、まず牧草地を耕すことから始めます。耕す目的は、かたく締まった土をほぐし、土の中に空気をたっぷり含ませることで、水はけがよくなり、牧草は土の中に根を伸ばしやすくなるのです。牧草畑はとても広いのでトラクターという農機具を使います。トラクターは、同時にそこに生えていた牧草や草の根も掘り起こします。
ウーリー農園の牧草は、うさちゃんにとって美味しい部分を刈りとる『高刈り』なので、一度刈り取っても背丈が高い状態にあります。ですから、トラクターを使用する前にもう一度牧草をビーバーと呼ばれる草刈機を使って刈り取る必要があるのです。そして、掘り起こされた牧草の根や刈り取られた牧草は、『緑肥(りょくひ)』として、前回の作物栽培の時に失われた土壌中の肥料成分や窒素や微生物のバランスを回復させる役割を持つのです。
今回私たちは、ビーバー草刈機を使用しての草刈り、トラクターを運転しての牧草地の耕しを行いました。トラクターで耕せる深さは数十センチですが、牧草の根はそれ以上深く張っているので、何度も往復する必要があります。耕した畑からは、たくさんの虫も出てきました。牧草地を豊かにするためには虫も大切で、虫も住める安心な農場でうさちゃんの牧草はできているのです。
初めて農園での作業を経験したスタッフは、ウーリーさんでの牧草栽培の作業は想像以上のハードワークで、ウーリー農園のみなさんの牧草にかける熱い思いを肌で感じたようです。そして、私たちは、改めて、ウーリーさんの牧草をうさちゃんが美味しく食べてくれるのがとてもよく分かりました。今後は、種まきの作業をお伝えする予定です。お楽しみに!